博士論文審査会という場に触れると、研究は長い時間をかけて自分を鍛えるものだと感じる。
研究で得た思考は、仕事や経営にどうつながるのか。
僕がそこで大事だと思ったのは、問いを立て、批判に耐え、考え続ける力は、事業にもそのまま効いてくるということだった。
最初から全部整理できていたわけではない。動きながら考えて、あとから自分の優先順位が見えてきた部分もある。
学びの場で見えたもの
学びは、資格や肩書きだけで価値が決まるものではない。問いを立て、反論に向き合い、分からない状態に耐える時間が、自分の考え方を少しずつ鍛える。
学びと人との時間が重なる日は、自分の軸を見直すきっかけになる。
その場では、予定や移動、人との会話に引っ張られる。だから、後から見返して、何を変えるべきかを整理した。
同じ失敗を繰り返さないために、次は時間、道具、場所のどれを変えるかを先に決める。
自分の成長に戻して考える
経営でも研究でも、強いのはすぐ答えを出すことだけではない。問いを雑に扱わず、仮説を立てて、検証しながら進める姿勢があとから効いてくる。
人との距離は、正しい話だけでは縮まらない。少し不器用でも、自分が何に迷い、何を大事にしたかが見える方が、関係は近くなる。
僕の場合、この出来事は、今の働き方や人との向き合い方を見直すきっかけになった。そこから自分の判断を更新できるなら、小さな経験にも十分に意味がある。
出来事を大きく見せる必要はない。何をしたか、何を学んだか、次に何を変えるかを書けば十分だ。
次に活かすこと
次は、知識を増やすだけで終わらせない。仕事のどの判断に効くのか、自分のどの課題を補うのかまで考える。そこまでつなげて初めて学びが生きる。
この経験から僕が持ち帰ったのは、問いを立て、批判に耐え、考え続ける力は、事業にもそのまま効いてくるという実感だ。言葉にするとシンプルだけど、実際の現場では忘れやすい。
次は、気づいたことをその場の感情で終わらせず、仕組みや行動に落としていきたい。人との関係、働く場所、道具の選び方、身体の整え方。変えられるところはたくさんある。
もう一つ大事なのは、終わった後に一つだけ行動を変えることだ。翌日の予定、仕事の組み方、人と会う順番に反映して初めて意味が出る。
派手な変化ではないけど、予定の組み方、使う道具、人に会う順番を変えるだけで結果は変わる。ここはかなり現実的に見ている。
次は、この判断を仕事の進め方に反映させていく。