観光向けのAI旅行プラットホーム開発とミーティング

現在、私たちはインバウンド観光客向けのAI旅行プラットフォームの開発に取り組んでいます。
昨日、その開発に向けた戦略会議を実施し、多くの気づきと可能性が広がる充実した時間となりました。

特に、今回、FunMakeに引き続きMarsLinkでも京都大学の増田先生に顧問として正式にご参画いただき、会議では数多くの示唆に富んだアドバイスをいただきました。
その結果、我々の構想はさらに深まり、プロダクトの骨格がより明確になってきたと感じています。

目次

🎯 議論が導いた“本当に求められる旅のUX”

当初は「訪日外国人に役立つ情報を届ける」というシンプルな発想から始まりました。
しかし、先生のアドバイスを受けながら、私たちの視点は大きく広がりました。

  • 単なる情報提供ではなく、「旅行者の行動変容にどうつなげるか」を設計すること
  • 国や地域ごとの文化的背景を踏まえた、「国別パーソナライズ」の必要性
  • 旅行者が無意識に抱える“もやもや”に応える、「AIの対話力の重要性
  • 機内から街中までを通貫して支援する「旅のバリューチェーン思考

どれも、現場目線と学術的な視点を融合した貴重な示唆ばかりで、目から鱗が落ちるような連続でした。

🤖 ChatGPTと観光UXの融合が見えてきた

我々が構想するサービスは、ChatGPTを観光向けにファインチューニングし、「機内での情報収集から街中でのリアルタイム支援までを担う“旅のパートナー」として機能するものです。

「〇〇に行きたいけど、タイ語が通じる?」「地元の人に人気のレストランはどこ?」「今、空いてる場所は?」──そうした旅先でのリアルな困りごとに、AIが即応するUXを目指しています。

先生からは、

「AIが“明確ではない関心”をどう汲み取るかこそ、観光におけるインタラクション設計の鍵です」

というアドバイスをいただき、プロダクトの核となる体験設計の方向性が定まりました。

📍開発の進捗と今後の展望

本会議を経て、以下の点で方向性が定まりました:

  • チャット型UIの導入を前提に、利用シーンごとの応答テンプレートを設計
  • 台湾・タイ・中国など主要国に特化したマイクロUX設計の実装へ着手
  • SNS型情報投稿機能(例:「今日のグアム」)をリアルタイム性と継続性の観点から検討
  • ホテル・旅館との連携モデル(QRコード連動などのプロトタイプ開発へ
  • 機内・駅・ホテルといった“滞在中の隙間時間”を新たなエントリーポイントと位置づけ

また、次回以降の議論では、現地情報の持続的な取得体制(パートナー構築)や、収益化モデルの整備についても具体的な検討に入っていきます。

今回、増田先生という素晴らしい知見を持った専門家を仲間としてお迎えできたこと、そして議論が「観光におけるAIの在り方」まで深まったことは、我々にとって大きな財産です。

この旅のスタート地点に立てたことに感謝しながら、引き続き“言葉を超える旅の体験”の実現に向けて邁進していきます。

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