第212回臨時国会の開催がありました。
その中からメモがわりに一部抜粋。
岸田総理の首相所信表明演説
岸田総理の頭の中にあるもの。
それは「変化の流れを絶対に逃さない、掴み取る」の一点。
その中でも重点政策として時代の流れを掴んでおかねばならないのは「経済」
「経済」に重点を置いている。
人口減少、とりわけ、生産年齢人口の減少が進む一方で、デジタル化などによってそれを補ってあまりある生産性の向上を図る余地が増えている。
この変化をチャンスに変えていくためにも、少子高齢化と併せてデジタル化を徹底的に進めていく。
明治維新、戦後復興、高度経済成長。
日本は内外で起こった大きな時代の変化の流れを掴み取り、個々の国民の「力」にかえ、歴史に残る大きな社会変革を実現してきた。
経済政策・供給力の強化
「時代の流れを掴み取る」ための「一丁目一番地」は経済。
日本経済は30年ぶりの変革を果たすまたとないチャンスを迎えている。
この30年間、日本経済はコストカット最優先の対応を続けてきた。
人への投資や賃金、さらには未来への設備投資・研究開発投資までもが、コストカットの対象とされ、この結果、消費と投資が停滞し、さらなる悪循環を招く。
低物価、低賃金、低成長に象徴される「コストカット型経済」とも呼びうる状況。
しかしながら30年ぶりに新たな経済ステージに移行できる大きなチャンスが巡ってきた。
変革を力強く進める「供給力の強化」と不安定な足元を固め、物価高を乗り越える「国民への還元」。
この二つを「車の両輪」として総合経済対策を取りまとめ、実行していく。
地方創生
観光は地域振興のエンジン。
一部の地域や時間帯に観光客が集中することで生じる混乱、マナー違反、担い手不足などのオーバーツーリズムの問題も顕在化している。
持続可能な観光業に向けた対策にも着手する。
また地域創生と社会課題解決を両立させる、循環経済への取り組みも進めます。
持続的な食料の安定供給に向け、食料安全保障の強化農業のスマート化、グリーン化の推進を図ります。
地域経済を支える中核は、地域の中小・小規模事業者です。持続的な賃上げが可能となるよう省人化投資やデジタル投資の支援、賃上げ費用の転嫁対策を強力に進める。
あわせて、実質無利子無担保補償(ゼロゼロ融資)について、現場の状況をしっかり踏まえて適切な対応を促します。
大阪・関西万博
ポストコロナの中で初めて開催される。2025年大阪関西万博については、海外パビリオン建設の遅れ等進捗状況が厳しくなってることに強い危機感を持ってオールジャパンで進めていく。