日曜日、ロードバイクで42キロ走ってきたんですよ。2時間08分。

12月は週2回くらい走ってて、正直もう飽きてた。コースに慣れすぎて、達成感がない。帰ってきても「ふーん、走ったね」くらいの感覚。
でもそれ、寒さのせいだったっぽい。
今日は15度。2月にしては異常に暖かい。走り出した瞬間、全然違う。空気が柔らかい。体が勝手に前に進む。
で、走り終わったとき、なんか体中から情熱みたいなものが湧いてきたんです。
「あ、自分まだいける」って。
たかが自転車を漕いだだけですよ? でもこの感覚、他のことでは絶対に得られない。走ったあとの自己肯定感って、完全にバグってるんです。1日の充実度が桁違いになる。

ただ、ここにひとつ厄介な問題がある。
「好きなことは、やりすぎると飽きる」ってこと。
12月がまさにそれだった。週2回も同じルートを走ってたら、そりゃ景色にも慣れるし、達成感も薄れる。好きだからって毎日やったら確実に嫌いになる。
好きなことを好きなまま続けるって、実はめちゃくちゃ設計が要る。
これ、運動だけの話じゃないと思うんですよね。仕事でも趣味でも人間関係でも、「ちょうどいい距離感」を間違えると、好きだったものが義務になる。
で、義務になった瞬間、人はやめる。

今日、走ってる最中にヘルメットが壊れたんですよ。10年使ったOGK KABUTO。

まぁ10年もったんだから寿命といえば寿命。でも走行中に壊れるのは怖い。
帰ってきてから買いに行ったんですけど、同じKABUTOを試着したら、どれもキノコみたいに頭に乗っかる。フィットしない。10年前はぴったりだったのに。
頭の形が変わったのか、それとも自分の感覚が変わったのか。
結局、イタリアのMETっていうメーカーのやつがピタッとハマった。変わった形だったけど、直感で「これだ」と思った。

色は車体に合わせて赤。本当は黒がほしかったんだけど、夏場は暑いでしょ。値引きで23,800円。前のが10年もったから、こいつもそれくらいもってくれよ、と。

ギア選びって面白くて、スペックで選んだものより、直感で選んだもののほうが長く使えるんですよね。不思議だけど、だいたいそう。
あと今日、SENAのインカムをつけて走ったんですけど、これがすごい。

走りながら通話できるんですよ。全く違和感なく。ツーリングの概念が完全に変わる。
自転車って基本、孤独なスポーツでしょ? ひとりで黙々と走る。それがいいところでもあるんだけど、たまに誰かと話しながら走れると、42キロがあっという間になる。
孤独を楽しめる人間が、たまに繋がりを選べる。この「選べる」ってところが大事なんだと思う。
夜はカツオ天国に行ったんですよ。お初天神で飯を食おうと思ったけどどこも満席で、ぶらぶら歩いてたらホワイティで見つけた。

カツオって脂質がほぼゼロでタンパク質の塊。42キロ走ったあとの体には完璧すぎる。
…と思ってビール飲んだら、帰り道で足がめちゃくちゃ重くなった。
そりゃそうだ。朝40キロ漕いでるもんね。
でもこれでいいんですよ。走って、食べて、飲む。その罪悪感をゼロにしてくれるのがロードバイクの本当の価値。

消費カロリー900キロカロリー。こんなに効率よくカロリーを燃やせるスポーツ、なかなかない。飲むのが好きな人間にとって、有酸素運動は「投資」なんです。
暖かくなってきた。また走ろう。ただし、飽きない頻度で。