生成AIが出てきてから、ウェブサイトやプロダクトを作る感覚は大きく変わりました。以前なら外部に頼むしかなかったことも、自分たちで試せる場面が増えています。
企画、構成、文章、デザイン案、コードの試作。すべてを完璧にできるわけではありませんが、考えを形にするまでの距離はかなり短くなりました。
小さなチームにとって、これは大きな変化です。資金や人数が限られていても、意思さえあれば前に進める範囲が広がっています。
外注する前に、自分たちで考えを形にする
ウェブ戦略を考えるとき、すぐに外注先を探すのも一つの方法です。ただ、何を作りたいのかが曖昧なまま依頼しても、良いものにはなりにくいと感じています。
AIを使うと、まず自分たちでたたき台を作れます。ページ構成、文章の方向性、ユーザー導線、機能のイメージを短時間で試せます。
この段階で重要なのは、AIに正解を出してもらうことではありません。自分たちの考えを目に見える形にして、違和感を見つけることです。
一度形にしてみると、言葉では説明しにくかった課題が見えてきます。そこから外部の専門家と話す方が、会話も具体的になります。
小さなチームほど、判断が速くなる
大きな組織には大きな組織の強さがあります。一方で、小さなチームには、決めたらすぐ試せる強さがあります。
生成AIは、その強さをさらに広げます。資料を作る、文章を直す、コードを試す、改善案を出す。小さな作業の速度が上がることで、全体の動きも変わります。
ただし、速く作れるからこそ、何でも作りたくなります。ここが難しいところです。選択肢が増えるほど、代表者の判断が重要になります。
私自身も、できることが増えた分、どこに集中するかをより意識するようになりました。
AIを使っても、ブランドは自動では作れない
AIは文章やデザイン案を出してくれます。しかし、会社として何を大切にするのか、誰にどう見られたいのかまでは自動で決めてくれません。
ウェブサイトは、ただ情報を置く場所ではなく、会社の姿勢が見える場所です。言葉の選び方、余白、写真、導線、更新頻度まで含めて、印象が作られます。
FunMakeの場合、YouTube/SNS、クリエイター支援、AI、地方創生といったテーマを扱います。だからこそ、軽さと信頼感のバランスを常に考えています。
生成AIは強力ですが、最後に「これは自分たちらしいか」と確認するのは人間の仕事です。
小さく作り、早く直す
これからのウェブ戦略では、最初から完璧なものを作ろうとしすぎないことも大切だと思っています。
まず作って、実際に見て、読んで、違和感を直す。ユーザーの反応を見ながら改善する。その繰り返しの方が、結果的に強いものになります。
小さなチームでも大きく創れる時代になりました。ただし、そのためにはAIを使うだけでなく、自分たちの判断軸を持ち続けることが必要です。